天気の子 初回の感想

初めに言っちゃいます。正直見終わった後は「え、もう終わり…?び、びみょ…」って感じでした。そう感じる人も多いのではないでしょうか。そりゃまあ前作が君の名はとかいう傑作でしたからね。


見終わって、考察でも読むか…と読んでみると、天気の子に対する考え方が変わった様な気がします。


こっからはネタバレ含みます。




まずは見終わった直後微妙と感じた理由をいくつかあげてみます。

・君の名はクオリティを期待してた

エゴサしてたせいで過大評価してた

・終わり方が味気ない

・リアルから離れすぎ…?

こんなとこでしょうか。一個一個詳しくいきます。


まあ一個目は誰しもわかるでしょう。あとで書くんですが、個人的には君の名はと比較されるべき作品ではないと思いました。

二個目は僕の責任です…はい。正直観る前から「さすがに君の名はは超えれないよな」って思ってたんでエゴサで絶賛する記事ばっかり見てましたね。

三個目は少しネタバレ含みます。帆高が陽菜さんを連れ戻すまではよかったんですが、あそこまで異常気象が戻って3年も雨が降り続くようになるとは思わないせいで、置いてかれた感がでた、ってところです。(あとで見方が少し変わりましたけど。あとで書きます。

四個目も同じ話ですね、天気を操るまではわかるんですがやっぱり東京が水没なんてこと考えたこともなかったのでびっくりしたんでしょう。


先程私は見方が変わったと言いましたが、考察とか友達と話したりとかして考えが変わったポイントをあげてみます。


・君の名はと比較しがち→天気の子はセカイ系映画(こういうジャンルがあることも考察見て知った。)で君の名はみたいな複雑なストーリーとは比較対象にはならない


・終わり方がふわふわ→この原因がずばり東京の水没なんですが、要は、帆高は陽菜さんのことを東京が水没してしまうほど大事に思っている、愛している。という描写にもなっているんじゃないかと思うんです。実際、陽菜さんを救いに走る帆高には少しの迷いもありませんでした。君の名はみたいな複雑さを求めず、むしろ純愛的なもん(知らんけど)なんじゃないのかなと思いました。


・これは考察見て正直鳥肌たったんですが、天気の子のサブタイトル、 weathering with you これ、weatherには実は天気のほかに動詞的用法で「困難を乗り越える」って意味があるんです。まじで鳥肌でした。あなたと困難を乗り越える。天気の子はまさしくそんな映画なんだと思います。ラストシーンで、帆高は自分たちが世界を変えてしまったということを確信します。陽菜さんも晴れ女じゃなくなった今でも、お祈りをしていました。きっと3年間帆高がいない間もきっとああやって毎日お祈りしてるんだろう。と考えると寂しくはなりますが、大事なのはやはり2人とも自分たちが世界を変えてしまったことに関して責任を感じているところだと思います。須賀さんからのフォローなんかもありますが、そこよりも、これから先(映画の後の世界)を陽菜と一緒に乗り越える。そこで流れるRADの「大丈夫」。こんなん絶対2人一生寄り添っていくに違いないです。ああ幸せ。そう考えると僕の中で天気の子の見方が全く変わっていきました。


とまあ書いていたらキリがないので、2日後に2回目見てきます。賛否両論はありますが、是非一度見てみてください。何がって映像技術音声技術めちゃくちゃパワーアップしてまさ!特に映像技術は鳥肌でした。RADの音楽も相性バツグンなので!


是非一度見て、あなたは高評か低評か、確かめてみてください。